アマチュア無線2
実はアマチュア無線は、日本が世界1位とも言われています。その存在は、災害時にとても頼もしい通信手段となったのです。
アマチュア無線と日本
アマチュア無線1のページでも話しましたが、アマチュア無線は金銭上の利益をえることは禁止されていますので、もっぱら自分の趣味として使用することになります。ただし、普通の携帯電話などと違い、相手のことを知らないこと、国が認める「無線従事者免許」が必要だという事、世界各国の誰とでも、話せることが他の通信手段との大きな違いと言えるでしょう。
個人の通信手段としても、使えるので、災害などの緊急時には、貴重な通信手段としても使われたそうです。そのことについては、下記で説明します。また、免許も運転免許などのように、更新の必要はないので、1度取得すれば、その免許は永久です。管理人としては、医師免許と教員免許は更新するべき、その際には一定の基準とした学力と心理テストが必要だと思っています。
それはさておき、日本は世界でもアマチュア無線を行う方が多いようです。そのために、世界1位のアマチュア無線王国とも言われているそうです。この、アマチュア無線の資格に関しては、相互運用協定に合意している国の間では国際的に通用するそうです。つまり、相互運用協定に合意している国であるなら、海外でもアマチュア無線を行うことができるという事になります。もちろん資格を持った上で、です。
この、相互運用協定に合意している国は、アメリカを始めとして、ドイツ、カナダ、オーストラリア、フランス、韓国、フィンランド、アイルランド、ペルーなどらしいです。イギリスなどのEUの地域は、ほとんど入っていないのが少し意外でしたが、それぞれ各国の考えがあるのでしょうから、踏み込まないようにしましょう。
今現在では、アマチュア無線局の数は、280万以上あるらしく、国際宇宙ステーションや昭和基地(南極)、日本の最東端の島、南鳥島にもなどにもあるそうです。
災害時の通信手段
日本は世界でも地震の多い地域です。マグニチュード5以上の地震は、1年に1回以上は起きていると思います。その中でも、1995年に起きた、阪神淡路大震災での震度は戦後最大とも言われる、震度7でした。そのときに、あらゆるライフラインが寸断され、もちろん、通信手段の回線も寸断されてしまいました。そんな中、アマチュア無線を行っている人の連絡網が役に立ったそうです。
災害などのため、有線通信網が機能しなくなった場合にアマチュア無線による、通信手段はとても有効であるという事を、この阪神淡路大震災で示し、今新たに脚光を浴びているそうです。過去にも、多くの災害時には、アマチュア無線は活躍していて、ボランティア活動としての存在意義も大きく注目を集めています。しかし、現在は携帯電話の小型化と普及により、アマチュア無線より持ち運びしやすいことから、その注目も減ってきているようです。
もし、今、大規模な地震が起きた場合、日本では、ほとんどアマチュア無線に頼らず携帯電話で、と言う状況になると思います。今ではワンセグによる地震速報も見られるようになっています。しかし、日本のように、携帯電話が普及していない地域では、アマチュア無線は活躍できるのです。
おすすめWEBサイト 5選
2022/12/12 更新