インカム
ここでお話しするインカムとは、「収入」を表す言葉ではなく、通信機器のインカムについて紹介します。
インカムについて
上記のようにインカムとは、incomeのように収入を表すこともありますが、通信機器のインカムとは、コールセンターの電話交換手の方がつけている、イヤホンとマイク一体型のような物です。その一番の特徴は手を使わず、つまり、ハンズフリーで使用できることでしょう。もともとインターコミュニケーションの略が、インターコムだったのですが、それが更に略されインカムになりました。この機器を使う業界では、「インカム」と呼ぶのが当たり前になっているそうです。
このインカムは以前に、電話オペレーターのヘッドセットのように大型の物ではなく、今では小型化が進んでいるようです。いろんな場面で使用されるので、小型化していくのは自然の流れでしょう。小さい方が、邪魔にもなりにくいですしね。
インカムの種類はさまざまあり、先ほどのような一体型のような物、机に置いて使用するデスクトップ型、ラックに組み込んで使用するラックマウント型などさまざまです。ヘッドセットの物は移動する必要があったりするときに使用され、デスクトップ型のものは、パソコンなどの機器を使用する際に使われるようです。
このインカムの使用例として、放送局や結婚式、イベント会場などいろいろな所で使われます。工事現場などでも指示を聞きながら仕事する場合などにも、使用されます。このように、いろんな業界で使われていて、電話と違い、複数の使用者が同時に使用できることも特徴の1つです。この特徴は、イベント会場などのような、複数の人間を1度に動かすときなどに重宝される特徴です。
このインカムは、バイクなどでツーリングするときにも使われるようです。最近はバイクでツーリングを楽しむ人が増えていて、そのときの会話を行うために使用するのです。これを使用しないと、風などのため、声が聞き取りづらいでしょうし、聞こえたとしても2台以上で横に並ばないといけなくなります。その際、後の車の邪魔になる可能性もありますので、ツーリング時の必須アイテムにもなっているのです。
インカムの機能は、雑音をカットしたり、他人に聞こえなくするものもあります。もちろんその分、値段は張ると思います。その値段を出す価値があるのか分からないという方も多いと思います。そんな方はレンタルなどはどうでしょうか?お金を出す価値があると感じたら、購入するのも良いでしょうし、必要ないと感じたら返却してもいいでしょう。どっちにしろ便利には感じると思いますが、その便利を必要とするかしないかはあなた次第なのです。
無線機は?
主にインカムの無線機は、免許が必要のない、特定小電力トランシーバーです。これは、基本的に制限が全く無いので、多くのイベント会場でも使用できますので、動き回る必要があるスタッフなどいろんな所で使用されているようです。しかし、これの通信距離は、そんなに遠くないことが問題でしょう。大きなイベント会場で、動くことが決まった場合、送信者と受信者の距離に注意しなければなりません。
しかし、インカムはコンサートなどのような、騒がしい所でも、他の人の声もシャットアウトできるので、実用性は高いと思います。あとは、トランシーバーの規制緩和か更に発展することが課題となってくるのではないでしょうか?
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Last update:2022/12/12