無線機の使用
無線機には、使われ方で大きく別れることができます。それを紹介していきます。
無線機の大別
無線機は、その使用目的によって大きく分けられます。1つは「特定小電力トランシーバー」と呼ばれる、いわゆる誰でも使えるトランシーバーで、もう1つは「業務用簡易無線機」です。この違いは、4つで、基本的に、「どんなシーン(場合)に使われるか」という事と、「免許の有無」、「通信範囲」、「耐久性」になると思います。前者の「どんなシーン」と言うのは、少し曖昧になってきているようですが、後者の3つはしっかりとした境界があります。
特定小電力トランシーバー
特定省電力のトランシーバーは、免許や資格、申請などの必要がないので、大人でも子どもでもすぐ使うことができます。もちろん人でなくても使用可能です。使うかどうかは無視しますが。そのため、購入したらすぐに使用することができます。ただし、使用環境などで若干の違いが出ますが、見通しの良い所でも1km未満、街中だと500mも無いかもしれませんので、あまり実用的だとはいえないかも知れせんね。
また、耐久性もそんなに強くなく、3年しないうちに使えなくなるのがほとんど、場合によっては1年未満と言う場合もあると思います。どんなに大切に扱っても、5年には届かないと考えた方がいいかもしれません。10年以上は持たせたいと言うなら、使わないことが一番良いと思います。ただ、最近は飲食店などでも使われるようになってきているそうで、「どんなシーン(場合)に使われるか」に関しては、もうすぐ、違いとは言えなくなると思います。
業務用簡易無線機
「新簡易無線」と「簡易無線」に2種類に分けられる、業務用簡易無線機は、どちらも免許申請が必要になります。免許申請に関しては別のページをお話しますが、その2種類の違いは、「通信範囲」と「送信出力の強さ」となります。名前からは判断しにくい方もいるかもしれません。
さて、ここで問題です。新簡易無線と簡易無線どちらが「通信範囲」は広いでしょうか? 1、新簡易無線 2、簡易無線 3、実はどちらも同じ 4、どちらも無線機でない
この問題に、3番、または4番と答えた方は、もう少し素直な心を持つことをオススメします。では、答えですが、それは解説とともにお答えしていきましょう。
まず、新簡易無線機ですが、送信出力は1Wくらいとなっています。この1Wという送信出力は、特定小電力トランシーバーの100倍となります。1kmくらいと言われています。それに対し、簡易無線は、送信出力は5Wくらいで、距離は3kmより少ないくらいと言われています。つまり先ほどの問題の答えは、「新簡易無線は約1kmで、簡易無線は約3kmとなるので、答えは2、簡易無線」となります。
この、業務用簡易無線機は、特定小電力トランシーバーで書いたように、いろんな所で使われますが、特定小電力トランシーバーでは届かない場合などに使用されます。しかし、飲食店などでは、それほどでもないので、主に大きなイベントなどのスタッフが使うと思われます。しかし、免許が必要なので、それほど、使用されてはいないかもしれません。
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Last update:2019/6/4